2007年03月20日

原発事故、隠蔽を産むもの

志賀原発1号機。1999年6月18日午前2時18分43秒に中央制御室で、核分裂が起きて中性子が発生したことを示す観測モニターで異常を示す警報が鳴り、その後も事故が収まったことが確認される同33分0秒まで、異常を示す警報が計12回鳴っていたことが確認できた。当時中央制御室にいたとされる当直員4人。原子炉建屋内で配管の弁の開閉作業をしていた作業員は6人。
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昼間は数百人の作業員でごったがす発電所内も、夜間はこんな人数しかいないのだ。
まだ報道では、非常に危険な事態でもあり得た臨界状態が、抜けた(正確には少し下がった)制御棒の位置関係がどうなのかまで明らかにされていないので、はっきり判らないが、ごく近い位置の制御棒で、正常位置に戻す動作が遅れていれば、深刻な事態になったかも知れない。

他の原発でだが、数十カ所あるなかの恐らくは少数だが、原発の中の核分裂の状態を知るための計測器中性子モニターの誤配線が見逃された事実もあり、それが重なれば・・・と不安は尽きない。

そして今、原子力安全保安院は、電力会社の隠蔽を非難するが、これまでそうした全てを見逃して来た責任はどうなのか?まともな書類データーの照合、読み取りさえ出来ない検査官にどんな存在意義があるだろうか?

この所電力会社の、不都合な真実を隠す体質が、次々に問題にされるが、現場の運転員は、そうしたものを重大に考えるより、また例のきれい事としか受け止めていないだろう。

何故なら、原発はそこで働く電力会社員にとっては、先ず決められた業務計画に沿った電力供給=発電の安定した持続こそが、いやだけが求められているからだ。

御用組合とさえ言えないような、「労働組合」しかなく、労働者が実際に直面する業務上の問題を、会社組織以外のルートで是正する道は封じられている。


ほんとうに深刻なのはこの二つの点であり、いま社会保険庁「改革」の名目で、なお一層組合攻撃を強め、本当に日本社会の安定した持続の為に必要な、建設的な牽制、批判機能を労働組合叩きで安倍政権は葬り去ろうとしている事だ。 
posted by じゅん at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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