☆北陵クリニック事件・質疑応答勉強会
4月28日(土)13:00〜16:30
品川第一地域センター(東京都品川区)
北陵クリニック事件の弁護団長を務める阿部泰雄弁護士が、
事件のあらゆる疑問・質問に徹底的にお答えします。
「遠慮は一切いらない」とのお言葉を頂いていますので、
質問項目をご用意の上、ぜひご参加ください。
(当日でも構いませんが、できれば23日までに
質問事項を事務局宛にご送付ください)
◆日時:4/28(土)13:00〜16:30
◆場所:品川第一地域センター・区民集会所 第2集会室
東京都品川区北品川3−11−16(山手通り沿い 品川消防署向い)
京急本線新馬場駅(JR品川駅から2駅)北口徒歩3分
◆参加費:500円(事前登録不要)
◆主催:無実の守大助さんを支援する首都圏の会
◆連絡先:daisuke_shien@mbr.nifty.com
〒168-0081東京都杉並区宮前5-9-24サンハイツ宮前210藤沢方
電話・FAXでのお問い合わせは日本国民救援会神奈川県本部(下記)へ
Tel:045-663-7952 Fax:045-663-7953
北陵クリニック事件とは?
2001年1月、仙台の「北陵クリニック」の准看護士だった守大助さん(29)は、A子さん(11)の急変に関し殺人未遂容疑で逮捕・起訴され、その後1人殺人、3人の殺人未遂容疑と、計5件で逮捕・起訴がくり返されました。
この事件は、当初守さんが犯行を認めたということで、准看護士の立場を利用し、仕事の不満を解消するために、約20人の患者の点滴に次々と筋弛緩剤を混入し、約10人を殺害したとみられ、前代未聞の凶悪犯罪として、当時のメディアを騒がせました。
しかし守さんは逮捕から3日後に否認に転じ、その後は一貫して無実の主張を貫いています。
一審(仙台地裁)では全面無罪を主張する弁護側と検察側が対立し、激しい争いになりましたが、2004年3月に無期懲役の判決がなされました。
二審(仙台高裁)ではたった4回の公判で、弁護側の証人、証拠、鑑定請求が却下され、被告人質問も認められないまま結審し、2006年3月に控訴棄却の判決となりました。
弁護側は即日上告し、今に至っています。
クリニックと事件の背景
北陵クリニックの事実上のオーナーは、FES(機能的電気刺激)治療の権威とされる半田康延・東北大学教授、副院長は妻の半田郁子医師でした。国と県から多額の補助金を受け、研究事業が成果を上げれば新産業が創出されるとして、地元の名士が理事に名を連ねました。しかし経営難で老人ホームなどから重症や高齢の患者を受け入れるようになり、薬剤師をリストラで辞めさせたり、救急処置のできる医師が退職した結果、高齢の急変・死亡患者が増え、また他病院へ搬送される小児患者が増えました。そんな中、半田教授からA子さんの急変について相談を受けた法医学教授が宮城県警に足を運び、筋弛緩剤の可能性を示唆したのです。県警はA子さんや死亡した患者に筋弛緩剤が点滴投与されたものと思い込み、点滴処置を行った守さんを犯人視しました。そして2001年1月6日、守さんを任意同行し、強引な取調べで供述を誘導して「自白」を引き出し、逮捕してしまいました。