確かに輸入再開自体は見切り発車の強引なものだった。安全性への懸念の強いままに。
そこで、そのツケが余りに早く露呈した、確かに一見そうも思える。
しかし、いくら万事に大雑把なアメリカのする事とは言え、強圧的とも言える輸入開始間もなくにボロを出す。そこまでの杜撰さにどうも作為を感じてしまう。
この事で対米追従一辺倒と批判の絶えない小泉政権は、一転「国民の安全を守る・・」と強硬論を主張出来る立場を獲得出来た。
アスベスト被害、耐震構造、外務省淫虫事件、ライブドア捜索と、立て続く事件に、それなりの解決をこなすかに見える小泉政権に、次の「世論」?調査はどんな審判を下すのか。
野党が望むとは逆に、支持率の増加を予想してしまう。
どうもこの”重大事件”の連続には、失政の連鎖よりも仕組まれた筋書きを感る。
「ふざけるな」と米牛肉問題で小泉首相周辺。しかし、怒りたいのは国民だ。圧力に屈して輸入再開に突き進んだのは誰だっけ?ふざけるな!
ホントそうだと思います。
読売は輸入を早めろと言っていたので、これからの社説が気になります。