2006年04月18日

国際社会の反発?

 一週間前、イランが発電用レベルのウラン濃縮の成功を発表した。それについての国内報道は、先に引用する「毎日」記事の国際社会の反発必至が主流だった。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060412-00000018-mai-int
【テヘラン春日孝之】イラン政府は11日、中部ナタンツの核施設で原子力発電の稼働に必要な低レベルのウラン濃縮(3.5%)に成功したと発表した。
イランに核関連活動の全面停止を求める議長声明を採択しており、国際社会の反発は必至だ。


http://www.jiia.or.jp/column/200603/06-horibejunko.html
イランの核問題―IAEA緊急理事会後の展開について
堀部 純子(軍縮センター研究員)
・・・核兵器を持っていなかったイラクに対してはアメリカは攻撃を行い、核兵器を持っていると見られる北朝鮮に対しては手を出せずにいる、また事実上の核兵器国となったインドとパキスタンに至っては、たった数年の経済制裁の後、今ではアメリカの同盟国となり、インドについては原子力協力についての協議すら始まっている・・・
・・・・イランが核兵器を持ちたいという誘因を減らすことが重要であり、そのためには米国による対イラン政策の変更が欠かせない。


 ところが多少でも事情に明るいなら常識の、二番目に引用したような視点は、一般報道にはまず現れない。
 イランの大統領選挙時点から、ブッシュ政権は殊更挑発的な発言を繰り返して来た。
 このところは先制核攻撃すら、憶測とは言え流されている。
 イラクでさえ、崩壊させた国家制度の再建の目途を立てられず、誰彼無しにイラク人を殺戮する事しか出来ない米軍に、今以上の事態を支える力の無いことは自明だろう。そしてその米軍と共に自衛隊はいる、日本政府はどう言いつくろうと、そう受け止められている。
 自衛隊が殺し殺される、そうした事に立ち至らないのは、偶々の幸運としか言えないだろう。
 ブッシュ政権が先制攻撃を開始すれば、瞬時に「復興支援」の虚構は崩れる。
 原油確保・・・など以前に、間違いなく戦争の当事者の道しか選択はなくなる、いま日本はそうした所にいる。
 昨年来の四点セットで政権交代?が如何に馬鹿げた空騒ぎだったか。
 アメリカのキリスト教原理主義政権の意向を、「国際世論」と言って憚らないマスコミの責任は大きい。
 アメリカは事ある毎に、幾つかの国を「テロ支援国家」と中傷する、しかし9.11の犠牲者の10倍を超える人々を、アフガニスタン、イラクで殺戮した彼等こそ「テロ(リスト)国家」そのものではないか。
 そして日本に今現実的にあり得る可能性は、小沢一郎の「変わる」の真実味にしか無い、残念ながら。
posted by じゅん at 22:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 政治 世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その通りなんですがねえ。イランの核施設が問題なら、日本の六ヶ所村はどうなるか。日本もアメリカの片棒を担ぎ、抜き差しならぬところにきてしまいましたね。あと一歩を何とか食い止めなければ。。。
Posted by nori_px at 2006年04月18日 23:39
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