2006年04月26日

光市母子殺害事件・続

たかし様、コメントありがとうございます。レスのつもりが長くなったので、記事としてお答えしようと思います。順序が変わりますが、まず拉致被害者の方々が・・については考え方は同じです。ただ支援するとする方々の大半とはとは意見を異にします。
 被害者家族の皆さんが、韓国の同様の方々と共に進まれようとする道の先で「朝鮮」の、旧日本軍、政府による同様な境遇におかれた方との繋がりが生まれ権利回復、補償を手にされる日を望んでいます。
 

 安田氏については個人的に知るわけではありませんし、欠席理由の日弁連うんぬん・・については疑問を持ちます。
 しかし私選と言っても弁護報酬が期待できる事案でもなく、また受任からの時間を考えると、欠席の手段は問題無しとは言えませんが、非難の集中を浴びせるまでの事には思えません。

 日本の司法制度では、検察側は立証に不利な証拠は開示(明らかに)しません、裁判の進行も「世論」に配慮しかなり強引に進められる例が少なくありません。保釈(保証)金も、異常に高額化しています。こうした点を安田氏は問題にし、検察裁判所はそれをうとましく見ている、そんな背景もあります。
 被告の行為を擁護する積もりは全くありませんし、厳罰を甘受するのが相当とは思います。だがであれば、その手続き手段もより厳正であるべきでは無いでしょうか?

 そして死刑は、死に死を以て報いる背理がまずあり、判断に誤りがあれば回復は出来ません。また実際の執行は制度の下に、幾人かの個人が業務として担わされます。そしてそれは報復でもあります。被害者の家族の心情としてそれ以外求められない、それはある意味当然ですが、第三者局外者がそれを声高に叫ぶのは筋違いに思えます。
 未だ被害者、そしてその近親者の権利が犯罪行為とその後の司法手続き、そして報道によって回復の道を開かれるより、二重三重に踏みにじられる、それはお書きの通りです。社会はそこにこそ目をやり、誤りを糺すべきだと思います。
 死刑が存続し続けたとしても、仮釈放の無い終身刑、それは必要な事と思います。ただ無期懲役が服役態度良好で数年の例はたぶん無いと思います。

 少しこの事とは離れますが、我々が事件を知るマスメディアを眺めてみると。
 今日は、また耐震偽装の報道が賑やかです。しかし逮捕理由は別件です。
 ウィニー騒動では、警察の捜査資料のねつ造が露見しました。
 検察の裏金は、告発者の別件逮捕で隠されました。
 全国の地方裁判所毎に、殆どの所で警察がアレンジした、警検裁弁、合同のゴルフコンペが良く開かれます。

 誤りを糺すべき制度もまた内部に矛盾と言う以上の問題を抱えています。
 そしてこうした刑事事件の報道は、逮捕即犯人の扱いに終始しています。
 この件では、拘置所内で知り合った友人宛とされる不快な手紙の文面が、内容の真偽は知りませんが、公表されています。
 また、中津川の中学生殺害事件では、テレビが被害加害双方のブログを、つまみ食いのように流しています。週刊誌はもっと露骨な記事を書いているようです。

 どうも冷静に判断を下す(深く強く怒る、そうであるかもしれません)為に必要な事実をありのままに知る、その手段を今の日本社会は持っていない、そう思えてなりません。

posted by じゅん at 22:53| Comment(0) | TrackBack(2) | 光市母子殺害事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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