2007年04月25日

JR福知山線事故2年

今日の慰霊の催しは、民放ワイドショーは、大半がスルー。

英国女性殺害事件の判決で馬鹿騒ぎ。

それがワイドショーと言う人がいるが違う。

今朝も福知山線は、現場隣の塚口駅でオーバーラン。
過密ダイヤ厳守の圧力が、運転士に無理を強いる体質が変わらぬが判る出来事だ。
JR幹部達は、恐らくリスクマネージメント会社の指導よろしく、殊勝げに振る舞うが、下の記事を読めば本音が透けている。

問題の始まりは中曾根元首相がした、組合潰しだけが目的の国鉄分割。それを日本社会は見事に忘れている。



被害者とJR、埋まらぬ溝=遺族が土下座、動けぬ役員−福知山線事故2年

4月22日15時2分配信 時事通信

 107人の死者と562人の負傷者を出した福知山線脱線事故から、25日で満2年を迎える。一部の遺族はJR西日本と示談に応じたが、同社の事故後の対応で傷ついた遺族、負傷者は多い。「どこまで愚弄(ぐろう)するのか」。痛手から立ち直るどころか、溝が深まっているのが現実だ。
 2月21日、被害者とJR西との溝を象徴する「事件」が起こった。引責辞任後にグループ企業に天下りした元役員3人との面会を求め、居並ぶ同社幹部らの前で遺族が土下座した。
 遺族らでつくる「4・25ネットワーク」は2005年6月の設立以来、JR西に事故原因の説明などを求め、何回も交渉を繰り返したが、納得のいく回答は得られなかった。天下りについても、昨年7月に報道で表面化するまで、同社は遺族の問い合わせに回答せず、不信感が一層募った。
 この日の交渉は午後7時から午前零時まで5時間。「当時の考えなどを直接聞きたい」との要望に、同社は「現職の者が対応する」と長時間の押し問答が続いた。
 遺族の男性は業を煮やし、「土下座すれば会わせてくれるか。こんな頭ならいくらでも下げる」と言い、遺族担当の取締役らの前にひざまずいて手をついた。しかし、JR側は取締役をはじめ、誰一人として起こそうとせず、中にはいすに座ったままの幹部もいた。
 4月4日の交渉も、遺族が「土下座しても何とも思わないのか。遺族の気持ちはどうでもいいのか」「不誠実極まりない。会社のメンツしか考えていない」などと涙ながらに訴えたが、約3時間半の協議に進展はなかった。 
posted by じゅん at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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