だから、
「集団的自衛権の行使の容認に踏み込むことが必要である。」
と5月5日の読売社説は展開する。
国際テロの脅威、それが日本にとってどんな現実性があるだろうか?その論証は全くない。日本に向けて計画・・は常にアメリカ発の、イラクの脅威同様のいかがわしものでしかない。
アメリカとの連携こそが、日本の将来を危うくする(*^_^*) 「北朝鮮の核」確かに原子炉を保有し、核開発を行っているのは確認されている。去年核実験らしい爆発があったのは確かだ、がそれ以上では無い。
国内の情報通は、北の強大な軍事力の危険性を言うが、同時にそれを支えるのは、日本から工作機械、電子部品だとする。時刻の工業生産力に拠らない軍事力など、砂上の楼閣であるのを知りながら。
日本に向けたミサイルの実戦配備?上陸攻撃用部隊?そうした事はいかがわしい元工作員、政府発表は全て正しいと保証し、イラクの大量破壊兵器のように後で嘘がばれても恥じることさえない「専門家」が責任をもつだけの事だ。
無論真相は不明だが、金正日政権の口先だけの強行姿勢とは裏腹に、「王朝」持続だけを目的にした計算高い現実主義を読み取るのが妥当なところだ。
冷戦時代の中ソの脅威も、あるとするなら日本がアメリカに基地提供していたためであり、米軍の存在しない日本列島は中ソにとり、どれ程の意味も持たなかった。
日米安保体制は実は不要、虚構だったのだ。
現行憲法下の60年あまりの中で、日本が読売サンケイ周辺の「現実主義者」の妄想するように、外からの脅威にさらされて事など、実は一度も無かったのだ。
読売サンケイの信者達は、事あるごとに「日本が侵略されたら・・」と脅し続けて来た。
では、誰が、何故、それを明らかにしたことはない。日本を占領して、某国は何の政治的目的を達成できるのか?
冷戦期なら東西対立の狭間(それは自ら好んで保守政権が落ち込んだ落とし穴だが)と実感するのも無理無い一面もありはした。
しかし現在のWTO体制、金融、情報、までが統合された世界経済のの中で、乏しい資源と、過大な人口(食料自給さえ放棄した)の日本が、どうして領土拡張の願望の対象になるだろうか?
当事者双方の主張の食い違う「領土」問題で、日本が挑発的な姿勢を取らない限り、日本に外からの軍事的は無いのだ。
バーチャルリアルポリティクスは、意味が無い。